米国とイランの地政学的緊張が高まる中、外国為替市場ではドルが底堅く推移している。一方、米大手銀バンク・オブ・アメリカはFed(米連邦準備制度)の金利見通しが変わるリスクを背景にユーロのさらなる下落を予想。英ポンドも重要な米インフレ指標の発表を前に様子見姿勢が続いており、投資家の関心は米CPIデータに集中している。
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米イラン緊張とシーピーアイ待ちで揺れる世界の為替——ドル底堅くユーロに下押し圧力
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Key Takeaways
米CPI(予定)
発表待ち
未確定
結果次第でFedの利下げ観測が大幅修正される可能性
米国とイランの緊張激化を受け、アジア外為市場ではドルが安定を保ちつつも警戒感が漂っている。ユーロ圏のは中東の地政学的緊張の余波で国ごとにばらつく混在状態に。英ポンドは米国のインフレ指標(CPI)の公表を前に小動きにとどまった。米銀大手バンク・オブ・アメリカはFedの金融政策見通しが再評価されるリスクを挙げ、ユーロに対してさらなる下落リスクがあると指摘した。
が高まると、投資家は「安全資産」としてのドルを選ぶ傾向がある。加えて、米国の物価が予想より高止まりすれば、Fedが利下げを急がないとの見方が広まり、高金利が続くドルの魅力が増す。ユーロはその逆で、米金利との差が開くほど売られやすくなる。英ポンドも同様に米CPI次第で方向性が変わる可能性があり、発表前は様子見の動きが広がったと見られる。
外貨預金や外国株式・投資信託を保有する個人投資家にとって、ドル高・円安が続けば円換算の評価額は上昇するが、反転時の為替損失リスクも同時に膨らむ。米CPIの数値が予想を大きく上回った場合、短期的に相場が急変動する可能性がある。はいつ悪化するか読みにくいため、為替ポジションは余裕資金の範囲内にとどめ、分散を心がけることが重要と見られる。
米CPI(消費者物価指数)発表(2026年6月中旬)
予想比上振れでFed利下げ観測が後退しドル高が加速する可能性
米イラン情勢の動向(随時)
緊張がさらに高まれば安全資産のドル・円・金への資金流入が強まる恐れ
ECB(欧州中央銀行)政策スタンス(次回会合まで)
BofAのユーロ下落予想の前提となるECBとFedの金利差の変化に要注意